20181218

「べき」から離れてみえてきた、無理しない自分の選び方 / らくだ文庫  柴田 祥男・典子 | Yeast

聞き手:かおりん 写真:りょーま 編集:ばたけ 大学から田口に向かって坂道を下る、下る。 緑いっぱいの景色の中に、まっすぐのびる現代的でモダーンな建物が。 ここは誰もがほっと力の抜けるブックカフェ、「らくだ文庫」さん。 会社員のころから、本のルート配送をしていた柴田さん。 7年前ごろ、この建物を使い、工務店の方と共同で、本のある展示場を運営していた。 昨年秋、かねてから温めてきたブックカフェをオープン。 祥男さん ブックカフェを始めて、直接選んだ本を置いてみて、それを買ってもらうっていうのが新鮮で嬉しいですね。 それまでは直接お客さんと話をすることもないし、売れる本だけ置いていくっていうかんじだったんだけど。 種類はそんなに多くなくても、これくらいの規模なら一個一個みてもらえるんじゃないかな、と。 お客さんは、本を読みにくる人だけじゃなく、話をしにくる人、色々。 今もまだ実験中なんです。 一杯のコーヒーで何時間も粘ると、店員さんの圧を感じることはないだろうか。 お二人がお客さんに一番してほしいことは、この空間で「ゆっくり」してもらうことだという。 典子さん ゆっくりしてほしいんです。寝てもらってもいい。寝てる人がいるとちょっと嬉しいくらい。ああ、くつろいでくれてるっていうか。 祥男さん こないだは開店からお店を閉めるまでいてくれたお客さんもおったよね。満足してくれたんだろうなあと思って。 典子さん ドリンクとケーキしか出してないのに、ゆっくりしてもらってありがたい。 入店は15歳から 子育て世代の多い西条なのに…と思うかもしれないが、これはらくだ文庫ならではの「子育て支援」の形。 典子さん 主婦は家ではゆっくりできないんですよ。 気が休まるときも場所もなくって。ファミリーレストランやカフェもなんか違うなあっていうのがあって。 典子さんは、人よりも自分の時間が必要なほうだと感じるそう。 人がいるとペースを気にしたり気を使うので、自分が見たい、したい、楽しみたいと思ったものは1人で満喫したい。 &nbsp

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