20181011

第28回 2018年10月11日放送分

いつもJimmie Soul Radioをお聴きいただきありがとうございます。



「意外と怒られずにここまで来た」MOUSOU PAGER ロングインタビュー(前編) | SUKIKATTE | SUKIKATTE

近年のラップブームで、かつてはヘッズだったがマイクを握ってみた……という人たちも増えてきています。そんな時、「憧れのラッパーのようにラップができたら……」と思う人もいるのではないでしょうか。 そんな中、MICROPHONE PAGERへの並外れた愛情からクルーを結成、当時活動していたMCからPAGER好きまで、支持を得ている「MOUSOU PAGER」というクルーをご存知でしょうか。今回は、あのサイプレス上野さんも「その手があったか……」と唸ったという、MOUSOU PAGERのMC、Sir Y.O.K.O.PoLoGod.さんとshowgunnさんにお話を伺いました。 「妄想MUROナイト」はMUROさんの公認イベントです(笑) —結成は「妄想MUROナイト」というイベントが出発点だったんですよね。 showgunn:そうですね。ただ「妄想MUROナイト」はもともと、DJイベントだったんですよ。 Sir Y.O.K.O.PoLoGod.(以下 Sir Y.O.K.O.):僕、showgunn、もちろんKuma the SureshotもDJをやっているので、MUROさんのmixを聞いたりして、DJであるMUROさんに影響を受けているんですよね。そういう人たちが集まって、MUROさんがかけているような曲を、MUROさんっぽくかけよう、っていうのを目指していたイベントだったんです。だから最初は全然、ラップをしようなんてことは考えてなかったんですよね。 showgunn:「妄想MUROナイト」が始まった経緯を説明すると、ある時、Y.O.K.O.さんと、妄想MUROナイトメンバーでもあるLADY-Kさんが僕のDJを聞きに来てくれたんです。そしたら、1曲かけるごとに2人が「これ、MUROさんっぽい」とか「MUROさんはこんなのかけないよ〜」とか言ってくるんですよ。 僕はMUROさんのことがラッパーとしてもDJとしても大好きで、さらにその頃TwitterでMUROさんのTweetを見て、今まで見えなかった人柄が見えたのが嬉しくて、よくRTしたり言及したりしてたんです。だから知り合いの間でも、僕がMUROさん好きなのは知られていたんです……僕はその時、別に「MUROさんっぽくしよう」という意図でDJしてたわけじゃないんですけどね(笑)

SUKIKATTE


どんどんおもしろいことをやって欲しいです。



いろんなスタイルのビートが聴けますのでぜひダウンロードを。



①Awakenings / MICHIO

②Away Days / QUE?ST

③Pick comb and iced coffee / wonderground

④Flying / grooveman Spot&Yasu-Pacino (SIM BROS)

⑤Draw to the End(REMIX) / SEA LEVEL

試聴は↓から。


放送内タイトルを「October」と言ってしまいました。

正しくは「10月」です。申し訳ありませんでした。



島くんからいただいたメールを放送時間の都合上全文ご紹介できませんでしたので

こちらでご紹介させていただきます。


Soul MattersというDJイベントをオーガナイズしているDJ、ライターの島晃一と申します。今日ご紹介するバンド、MimeとOsawa Birdwatcherzには、Soul Mattersを初めて渋谷The Roomで開催した2017年の6月に出演してもらいました。次世代のソウルミュージックとしてMimeを、新しいファンクミュージックとしてOsawa Birdwatcherzを、伝統あるThe Roomに提示できたらと思いました。その日は結果的に来場者120人を超え満員となり、自分たちがRoomでイベントを続けて行くきっかけを頂いた、恩のある二組です。では、それぞれのバンドをもう少し詳しくご紹介しましょう。

【Mime】(マイム)

2014年に結成された、森川祐樹(Ba)、ひかり(Vo),内野隼(Gt)、近藤邦彦(Key)、冨倉暢(トオル)(Dr)の5人からなる「ネオR&B」バンドです。

後に紹介するOsawa Birdwatcherzと共に、The Roomで2016年に行われたパーティで初めて一緒になりました。あまりにも曲がよかったので、当時恵比寿BATICAでバンド中心にブッキングを担当していた掘さんにかなり強く推しまして、何度も同じイベントに出させてもらいました。Mime自身もイベントをオーガナイズするようになり、JzBratなどの箱で様々なバンドやDJと共演し、着実にステージを上っていった印象があります。Soul Mattersでも2度ほど出演してもらっています。

これまでにShunske G & The Peas、showmoreなどと共演しており、また、森川くんはKan Sanoさんの、近藤くんはMichael Kanekoさんのサポートメンバーも務めるなど、origami PRODUCTIONSとのつながりも強いです。

今年8月にP-VINEから「Driftin’(ドリフティン)」の7インチを、そして9月には同レーベルから1stフルアルバム『Capricious(カプリシャス)』をリリースしました。「ネオR&B」という触れ込みですが、ネオソウル〜ヒップホップを通過した後のシティポップ、今でいうところのシティソウルとして完成度の高い楽曲を世に放つバンドだと思います。

メンバー全員が曲を作れるのが魅力で、なかでもTiMT(ティムト)名義でビートメーカーとしても活動するドラムの冨倉くん、彼の色が濃く出た曲が、DJには特に好まれている印象です。今日はその冨倉くんのセンスが光る、シングルにもなった「Driftin’」を推したいです。今年出た日本のシティソウルのベスト候補に挙げる方も多いのではないかと思います。

【Osawa Birdwatcherz】(オーサワバードウォッチャーズ)

別名、大沢野鳥の会。僕も近くに住んでる東京都三鷹市大沢を拠点に2008年結成されました。ファンクとアンビエントを軸に、様々なジャンルを融合をさせたサウンドに挑戦し続けているバンドです。ジャムセッションで作られた楽曲も多く、そういった即興中心の演奏と、様々なエフェクターを用いた空間的なアプローチが特徴的です。

Soul MattersがThe Roomに拠点を移す前に中野でやっていた頃からライブ出演をしてもらっていて、盟友といっていい存在です。Soul Mattersのゲストにお呼びした大塚広子さんにCDを渡したら曲を気に入ってくださって、大塚さんが2016年に出したコンピ『PIECE THE NEXT JAPAN BREEZE』に、WONKや黒田卓也さんらと共に楽曲が収録されました。また、今年4月には、Q.A.S.B.のUZOさんがゲスト奏者としてライブに参加・共演しています。

結成10周年をきっかけに、先日spotifyで音源を公開しています。特に、アンビエント×ファンクというコンセプトがはっきりと感じられるセカンドアルバム『WTRDR』(ワタリドリ)が素晴らしいです。その中で一曲推すとするならば、先ほどの大塚広子さんのコンピに収録された「SDOKS」(サドオケサ)ですね。DJ向きというわけでは必ずしもないですが、アルバムのなかでもアンビエント色が特に際立った、異色のファンクミュージックです。

11月4日日曜、渋谷The RoomでそんなOsawa Birdwatcherzの結成10周年を祝うイベントを行います。ゲストDJに先日15周年を迎えたモーションブルーヨコハマ発のパーティafrontierのTOJOさん。僕も出演します。また、その約1週間前の10月27日土曜深夜は同じく渋谷The RoomでSoul Mattersの4周年があり、こちらはゲストに松浦俊夫さんをお迎えします。両日ともブッキングを担当しました。どちらも良い夜になると思いますので、ぜひ来ていただきたいです。

Mime:

Osawa Birdwatcherz:

島 晃一(Soul Matters):

音源チェックとともにぜひ現場にも足を運んでもらえたらと思います。


それでは来週10/18の放送もよろしくお願いいたします。

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